11月19日(水)
一昨日、とうとう雪が積もりました。今年は例年になく雪が遅かったのですが
本格的な冬の到来といったところでしょう。
まだ根雪になるにはしばらくありそうですが、家の周りや車といったものは
今のうちに冬支度を済ませなくてはなりません。
外に出しっ放しの道具などは一度根雪になってしまうと、翌年の春まで行方不明になってしまうのです。
そうと分かっていながら、毎年しまい忘れてしまうものが出てきます。
スコップであったり大工道具であったり・・・いざ必要になって探すのですが、見つけることは絶望的です。
結果、雪の下に埋まっていると分かっていながら新しいものを買う羽目になるのです。
そんな理由から、うちには金槌やスコップが必要以上に揃っています。。

11月4日(火)晴れ
今年の美瑛は初雪が今までにないほど遅れています。例年でしたら
とうに数回は雪が降っているのですが・・・
このまま雪の少ない冬ならなあ〜なんて期待しても多分無理でしょう。
 この連休もお客様がいなかったため、色々と遊びに行ってしまいました。
一度行ってみたかった夕張の炭鉱記念館へ行ったり、ぶらり当ての無いドライブへ
行ったりと、すっかりリフレッシュできました。
 以前から北海道に沢山見受けられる「廃屋」を写真に撮り集めてみたいと
思っていました。古い廃屋は北海道の厳しい開拓の歴史の一部であり象徴です。
時間と共に朽ちていくその歴史の象徴を撮っておきたいと思っていました。
先日のドライブでいざ廃屋をと探してみると、以前にもましてその数の多さを
再認識しました。一つのルートでさえ、先になかなか進めないほど廃屋があるのです。
土地と家を捨てる、あるいは離れるということは、その人や家族の人生にとって
とても大きな決断や事情があるはずです。それがこれほどまでに多いとは・・・
国の農政や過酷な自然のなか翻弄され続けてきた農家の現実を見る思いでした。

 10月14日(火)曇り時々雨
里の紅葉がピークを迎えています。今年の紅葉は特別きれいだという前評判の通り、
息を呑むような鮮やかさで、山の木々が燃えています。
今日はあいにくのお天気でしたがぶらりプチドライブをしてきました。仕事の合間の
時間を使い、紅葉を眺めながら喫茶店のハシゴをしてきたのですが、紅葉があまりにもきれいで
走っては立ち止まり走っては立ち止まりでなかなか先へ進めないほどでした。
つい先日は「雪虫が飛んだ」という話を書かせていただきましたが、今日はみぞれが降りました。
日中の吐く息も白く、初雪がいつ降ってもおかしくない陽気となってきました。
燃えるような紅葉は、夏、命を謳歌した木々が途方もなく長い冬を目前に今年最後の大仕事と
いった感がありますね〜

10月10日(金)晴れ
大雪山の雪も、もう来年の夏まで解けることのない根雪になったようです。
そして、昨日今年初めて、「雪虫」が飛びました。とても小さくてお尻に綿のような白い毛が
ふっくらと生えている虫です。学名なのかどうかは知りませんが、その容姿が綿雪のようであることと
初雪の降る頃になって飛び始めることから、そう呼ばれているようです。
雪虫が飛ぶと、みな「そろそろ降るなあ・・・」と冬の訪れを覚悟するのです。
今の美瑛は朝晩の気温がマイナスになることもあり、晴れた朝には霜がおりて、畑が白く輝きます。
もちろん、朝晩にはストーブが必要です。美瑛の秋は一瞬です。そして、長い冬がまたやってきます。

2003.10.10〜
雑記帳